みなさんお久しブリーフ、32インチこと名前の戻ったてぃむです。
さてさて大宮アルディージャの開幕戦がついさっき終わったので採点をするためにはてなブログを開いているわけですが、まずは試合の所感から。
昨シーズン得点力不足に悩まされたにも関わらず、今シーズンはFWの大型補強もあまりなく(中野はやや実績が足りない)、監督も石井前監督や高木前監督ほどのビッグネームでもないため正直不安要素の多いチームだなあと思ってました。
プレシーズンのテストマッチで4バックをベースにすることが分かって、堅守名古屋からも複数得点取って、攻撃面で面白いサッカーをするのは想像できましたが、実際開幕したらどっちに転ぶかは誰も分からなかったと思います。
ところがどっこい、いざ試合が終わってみると、昨シーズンの開幕と同じスコアでも、不安要素は特に見当たらず(守備の連係はこれから向上していくはず)、ストライカーは確かにいないかもしれないけどどこからでも点が取れそうな雰囲気を感じました。
出場時間が短かったので採点不可だけど、ハスキッチはかなり状態が良さそう。シュートは打ててないけど守備の貢献は見事で、いいドリブルも見させてくれた。前半頭から出てたらどうなってたかが気になりますね。今年こそ2桁得点を期待しております。
それでは遅くなりましたが採点に参りましょう。
上田 智輝/5.5点
勝利はしたもののややほろ苦いJデビュー。失点シーンは笠原やクリャイッチなら届いていたような気がしないでもない。身長がライバルよりも低い分、ストロングのフィードに期待がかかったものの低弾道なだけで精度に欠いた部分も。一方でハイボールやクロスへの対応は悪くなかった。JFLからの飛び級個人昇格で開幕スタメンを勝ち取り期待感が高かった分やや辛めに採点。
渡部 大輔/6.0点
前半と後半で評価が一転した。前半は攻撃参加も少なく消えることが多かったものの同点弾のシーンでは見事なスプリントから柴山のゴールを陰からサポート。31歳オトナの余裕を見せつけた。新キャプテンとして、馬渡や翁長といった強力ライバルにはまだまだ負けられない。
櫛引 一紀/5.0点
西村の見事なカバーに救われたが、あのシーンでマークを外しているのはいただけない。五分五分のボールを失うこともあり、期待感が高かった分、再デビュー戦としては残念。広島で出場機会がなかったことによる試合勘不足だと思いたい。
西村 慧祐/5.5点
ゴールラインぎりぎりのカバーリングは見事だったが得意のフィードは物足りなさが残る。大山は最終ラインに下げずにプレーさせたいので、そのためにも西村のフィードは重要。さらなる活躍に期待を込めた5.5点。
馬渡 和彰/6.0点
失点シーンでは相手の後手を踏み、右サイドを破られた。後半では見事なピンポイントクロスで逆転ゴールをお膳立て。相殺して及第点。攻撃参加には定評があるので守備での活躍にも期待したい。
大山 啓輔/6.5点
見事な展開力。ロングボールとショートパスを組み合わせて特に後半にゲームを支配した。サイドチェンジも多用してチャンスメイク。視野の広さをみせた。調子のよさが現れた試合だった。
松本 大弥/6.0点
大山の陰に隠れながらも、松本もいい展開力をみせた。ボランチは一番層が厚いポジションなので開幕スタメンを勝ち取ったことは見事だが、継続的な活躍をみせて欲しい。まだよくどんな選手かつかみ切れていないので次節でも見たい。
佐相 壱明/5.0 点
レンタルバック初陣となったが前半で退く。決定的なシーンでのミスが目立ち、相手の脅威とはなれなかった。代わって入ったアカデミーの後輩の柴山が殊勲と言える活躍を見せたので心中穏やかではないはず。まだまだシーズンは長いのでもっと頑張って欲しい。
奥抜 侃志/6.5点
馬渡のピンポイントクロスに頭であわせて逆転弾。幸先の良いスタートを切れたので2桁得点に期待がかかる。ただし得意のドリブルはカットされる場面が多く、その点ではフラストレーションの溜まった試合だったか。
松田 詠太郎/5.0点
ストロングが見えなかった。どんな選手かまだつかめていません。まだ若いので経験を積んで脅威的な選手になって欲しい。
中野 誠也/6.5点
やや連携が上手く行かないところも散見されたが、想像以上にボールを収めてゲームメイクに加わり、サイドに流れて抜け出し、フィニッシュの場面にも飛び込んだ。ナポリにオシムヘンが加入した時のわくわく感を大宮で中野から感じるとは思わなかった。楽しみな選手。
柴山 昌也/7.5点(Man of the Match)
カットインから右足一閃。嬉しいプロ初ゴールは貴重な同点弾。連携でもいい動きが見られ、見事に後半から流れを変えた。柴山の投入が遅かったら違うゲームになっていたかもしれない。この活躍を見た怪我中の高田の心中はいかに。
黒川 淳史/7.0点
やはり違いを作れる選手。結果には結びつかなかったものの何度となくサイドチェンジのボールを受けてドリブル、タメを作って仲間のサポートを待ち、フィニッシュまで持っていく力は圧倒的。馬渡のアシストをアシスト。最高です。
石川 俊輝/6.0点
絶妙なバランス感覚で守備を安定させた。相手のカウンターが怖いシーンでの投入となるとやはり風格の違いをみせてくれる。昨シーズンは怪我に苦しみ、守備的な選手のため目立たないが、少なくとも控えには置いておきたいと改めて思わされた。
翁長 聖/採点不可
高木前監督からは特権ともいえるほどの寵愛を受けた翁長も監督が変わればただの一選手。交代で入ったからには何らかのアクションが欲しかったが、特に目立った活躍はなく、そのまま試合終了。能力に疑いはないのでもう少し頑張ってほしかった。
ネルミン ハスキッチ/採点不可
出場時間は短かったものの、昨シーズンにはあまり見られなかった気持ちの部分が表れていた。中野が大量得点するタイプではなさそうな分、今年こそ大活躍に期待。
期待感の溢れる開幕戦でした。今年こそ昇格しますよお!