32インチのお気持ち表明!!!!!

言いたいことを言いたいだけ叫びまくる。

第三回ひとり関ジャム ―2000~2020年最強名曲ベスト30編―

  エントリーシートを書かなければいけないのに気が付いたらはてなブログを開いている自分がいました。今日もおバカな32インチです。

 

 遅馳せながら関ジャムのプロが選ぶやつを見たところ、安定の面白さだったので第三回ひとり関ジャムに参りましょう。

 

 99年生まれなのでどうしても00年代は薄くなりがちなことと、関ジャムをカンニングした後に選んだこと、個人的にあまりハマらなかった歌手(ミスチルとか)は名曲でも選べなかったことを勘定に入れながら読んでいただけると幸い。

 

 それでは早速30位から。

 

30位 忘れられないの/サカナクション

少し古臭い効果音にMV、すべてのベーシストが真似したくなりそうなベース。とても好きです。楽曲解説をしているyoutuber(チャンネル名は忘れた)が、A,Bメロは一つの音符に一つの文字、サビでは一つの音符に複数の文字と明確に区切られていると言っていたが、そういわれて聞いてみるとなるほど確かにその通り。関ジャムでは、一音符一文字は日本語的、一音符複数文字は英語的と言われているけど、その二つの要素をうまくマッチさせた曲と言えるのではないでしょうか。

 

29位 AMBITIOUS JAPAN/TOKIO

2000年代に入ってもなかにし礼筒美京平は健在であると示した一曲。TOKIOは全く世代ではないけど、宙船とこの曲だけは全部歌える。宙船のほうが人気なイメージがあるけど個人的にはこっちの方が好き。そして長瀬は本当にジャニーズかと思うくらいの歌唱力。

 

28位 RPGSEKAI NO OWARI

セカオワが世に出てきたタイミングに中学生真っただ中だったことに感謝したい。アンチも信者もたくさんいて、あの雰囲気含めてセカオワだった感がある。この曲をきっかけにメジャーシフトしていくけど、今聞きなおしてみるとRPG前後でも根底にあるものは変わらないのかな、と。もう一度世界の終わりから始めて、世界に認められるきっかけになったという意味で最高傑作だと思います。

 

27位 マツケンサンバⅡ/松平健

ヒャダインが1位に選んだと聞いてぶっ倒れました。たしかにこれは日本人にしかできないし、日本人だからこそいい曲。海外の真似をしてパチモンだの、これは○○じゃないだの言われることが多い日本だけど、パチモンこそが日本らしさなのかなって。そして実は吹奏楽でも定番曲だったりする。打楽器経験者からすると一度は演奏してみたい。

 

26位 シンデレラガール/King & Prince

おそらく聞いたことが無い人はいない。最近の曲でそう思わせてくる曲はなかなかないと思います。Aメロはゆったり、Bメロで刻み、そしてサビでまたゆったりとしたメロディになるよくある王道系。その裏では一貫して同じ電子音が流れ続けていて、アイドルというものの普遍性を表してるのかなって思ったりもする。

 

25位 春の歌/スピッツ

本編では「エイリアンズ以外でエイリアンズっぽい歌がない」なんて言われてたけど、それをバンド規模でやっているのがスピッツだと思います。後にも先にもスピッツに影響されることはあっても真っ向勝負を挑める歌手はいないのではないでしょうか。そんなスピッツの愛のことばを入れたかったけど残念ながら90年代の曲だったので仕方なく出会いのきっかけになってくれた春の歌を。

 

24位 粉雪/レミオロメン

平成冬歌の最高傑作ではなかろうか。レミオロメンは粉雪と3月9日しか知らないけど、全編通して歌える。全員が絶対どこかしらで聞いてる。「こなーゆきー」を地声気味に力強く歌い、最後の「かーえすからー」を裏声で優しく歌い上げて仕上げることでしっとりと終われるのが気持ちいい。

 

23位 CHE.R.RY/YUI

「指先で送る君へのメッセージ」というフレーズ。携帯メールがもはや当たり前になった2000年代にも関わらず、こんなにナチュラルに「ケータイ」が組み込まれた曲はこの曲しか知らない。乙女よ大志を抱けの「ブログチェック」がちょい恥ずかしくなっちゃう気持ちを分かってくれるPいませんか? この曲はそれが恥ずかしくないような作詞をハイレベルでやってる気がする。連絡ツールがLINEに移り変わった令和でも遺産としてこの曲は残り続けると思う。

 

22位 K/BUMP OF CHICKEN

物語調の歌では一番好きです。後半にかけてリズム隊が急かしてくる感じがたまらない。まるで自分が猫になった気分。もしくは映画版『K』のクライマックスを見ている感じ。何のおかげでこう感じるかは浅い知識では分からないので解説は出来ないけど、初めて聞いたときはその焦燥感から息が止まってたと思います。それくらいの衝撃でした。

 

21位 Appreciation/槇原敬之

例の地震がそれまでの生活を全部ぶち壊した2011年。そして福島のあの建物をめぐる一連の話。そんな暗い世の中だからこそ槇原敬之は日常の幸せを歌うのだと思わされた一曲。「壊れた原子炉よりも手に負えないのはきっと当たり前という気持ちに汚染された僕らの心」という詞にぎくりとする人も多いだろう。コロナで世間が騒がしい今だからこそもう一度聞きたい一曲。

 

20位 地獄でなぜ悪い星野源

それぞれの楽器がそれぞれの動きをしながらも最低限のバランス感で曲として成り立たせる星野源の感性に脱帽。これによって生み出される混沌とした雰囲気もタイアップした映画『地獄でなぜ悪い』をうまく表現していて、とても好きです。この世が楽しい地獄だと表現したその上でただ進むことを決意するその気概がとてもカッコいい。てぃむ家の総意として、「星野源は不細工」ってのがあるんですけど、こんなカッコいい人を俺は知らないと一人で勝手に思ってます。

 

19位 Starrrrrrr/[Alexandros]

タイトルでrを重ねた理由は、間違えられないようにするためと聞いて泣きそうになりました。「どこまでも私は私だから」。一番分かりやすいアイデンティティを守るためにこうまでしてもがいて、そうしてヒットを打ち始めるのだからたまらない。サビやイントロで頻発するライドシンバルのカップ連打はおそらく星のきらめきを暗喩したもの。輝きたくて輝きたくて、その思いが一発一発に込められている気がしてなりません。

 

18位 栄光の架橋/ゆず

知らない人はいないシリーズ。あの名場面が鮮明に浮かんでくる、という人も多そう。個人的には節目節目のタイミングで何回も歌わされたのでそんなに好きくないんだけど、まあそれだけ歌われるってことは名曲なんでしょうということで。

 

17位 女々しくて/ゴールデンボンバー

エアバンドでもメジャーになれるんだ、ということを示した一曲。そしてゴールデンボンバーのシンデレラストーリーに憧れ、励まされたバンドマンも多かったはず。カラオケランキングの王様になったのも納得で、みんなが盛り上がる。国民的、というには邪道がすぎるけど、これも多分みんな歌えるという意味では国民的一曲ではないでしょうか。

 

16位 何なんw/藤井風

20年代を背負っていく歌手に滑り込みで名乗りを上げた藤井風の出世曲。芸人の千鳥みたいな岡山弁の力強さを使っていかにも洋楽チックな曲に合わせているのが素晴らしい。そして本人は英語ペラペラなのもずるい。邦楽だってまだまだ健在ですよ、と邦楽否定派には声を大にして言いたい。

 

15位 Lemon/米津玄師

もう3年前とか嘘でしょう? いつまでも新曲を聴いているような新鮮さを持っている曲。髭男、King Gnuあいみょん、その他たくさんがこの時期にサブスク系をきっかけに一斉に流行りだしたけど、体感ではそのパイオニアが米津玄師のLemon。その意味で音楽新時代の幕開けになった曲ではないでしょうか。

 

14位 タマシイレボリューション/Superfly

サッカーオタクとしては入れざるを得ない。NHKの2010年のサッカーテーマソング。未だにサッカーを扱うときのBGMとしてタマシイレボリューションが使われることも多く、まさにタイアップの完全勝利というべき。Superflyのパワフルな歌唱力に圧倒される4分弱。曲調に相まってとんでもない高揚感を出してくれる。

 

13位 Turning Up/嵐

00年~20年で一番音楽番組に出た歌手は嵐じゃないでしょうか。本当はデビュー曲のA・RA・SHIを入れたかったけど、2か月早かった。ので20周年曲のこの曲を。嵐の歩みを象徴するこの曲ならふさわしいかな、と。活動休止がアナウンスされた後にまだまだ終わらないよ、と歌ってくれることが嬉しいのなんの。SMAPがあんな終わり方だったので嵐がこういう風に言ってくれて安心しました。

 

12位 マリーゴールドあいみょん

スピッツに影響されたと聞いてすべてが繋がりました。ノスタルジックなメロディがたまりません。この曲はヒットしたということが最大の選曲理由なのであまり多くは語れないのですが、確かに好きな曲です。

 

11位 パプリカ/Foorin

誰もが歌える曲。にもかかわらずちゃんと米津玄師の変態コード進行が使われた訳の分からない曲。ここ最近では国民的といえる曲はそこまでなかったと思うけど、この曲はその域に到達したと思います。が、個人的にはそこまでハマらなかったので惜しくもトップ10ならず。

 

10位 新宝島サカナクション

サカナクションここにあり、と世間に示した曲。その前からプチブレイクはしていて、ブレイクする土壌は育ってた中でこのキラーチューンで一発ドカン、といったイメージ。ラストのサビで16ビートから4ビートになるところが性癖の塊。これによって着実に歩みを進めていく感が強く打ち出される。サカナクションでは結構あるパターンだけどこれはその最高峰。

 

9位 SUN/星野源

ブラックミュージックが流行りだした現代日本において、日本人がブラックミュージックをやる意味を提示した星野源の存在は不可欠。地獄でなぜ悪いでもいったけど、「終わるから踊る」と言えるところに気概を感じる。そして一番のお気に入りはイントロ頭の「ジリジリジリ……タンッ」。ジリジリで何が来るのかと警戒させておきながら、それでもスネア一発で星野源ワールドに組み込まれてしまう。これがポップスにおけるパーカッションの正解だと思っています。

 

8位 チキンライス/浜田雅功と槇原敬之

素人の松本人志だからこそこの歌詞が書けるし、素人の浜田雅功だからこの味が出せる。ダウンタウンが忘れられてもチキンライスは残り続けるとまで思っています。関ジャムではよくいい曲を聴いて嫉妬したとかいう人がいるけど、たぶんこの曲に関しては誰も嫉妬していないと思う。土俵が違いすぎる。

 

7位 恋するフォーチュンクッキーAKB48

AKB史上最強の一曲。当時はその良さが分からなくて、フライングゲットとかのほうが人気だった(キンタローの力も大きかった)けど、今となっては考えを改めざるを得ない。思い返せば中学の時、吹奏楽部の外部の先生が、「恋チュンは10年後20年後でもAKBの名刺になってるはず」と言っていて、今のところその通りだなあと感じています。

 

6位 千本桜 feat.初音ミク

正式なタイトルと歌い手が分からないんのでこんな感じで許して。一般認知が高まったのは和楽器バンドか小林幸子カバーだと思うけど、あえて元祖を。今の日本の音楽シーンにおいてボーカロイドの影響は無視できないものであって、その先駆者的曲なんで選びました(もっと前から有名なのあるとか言わないでね。あんまりボカロ分かんないんだ)。逆に関ジャム本編でボカロが入ってないのは意外でしかなかったよ。

 

5位 天体観測/BUMP OF CHICKEN

ゲス川谷が、今のロックバンドはみんなバンプの影響受けてると言っててなるほどな、と思いました。逆に言えばバンプが頂点に君臨してしまって、以降のバンドがあんまりしっくりこないようになってしまった自分がいます。

 

4位 夜に駆ける/YOASOBI

世の中にサブスクが溢れ始めてブームとも言われた中で、それでも間違いなくサブスク反対派という人もいて、そんな人を実力で黙らせた一曲。遅かれ早かれサブスク時代は来たと思うけど、この曲の登場でそれが1年2年早まったのかもしれないなと。令和を象徴する曲になりそうな気が今からムンムンしてきます。

 

3位 Pretender/Official髭男dism

Official髭男dismという名前は聞いたことあって、でも名前から食わず嫌いしてた自分が大っ嫌いになりました。これぞJ-POPのあるあるを詰め込んだ曲でこの時代にここまでのヒットを飛ばしたそのこと自体が凄いと思います。

 

2位 私以外私じゃないの/ゲスの極み乙女。

川谷絵音以前と以後で音楽の定義が変わったと思います。全編通してカッコいいし、キャッチ―な歌詞で耳に残りやすい。初めて聞いたときは違和感が強そうだけど胃もたれしないで聴けるのはそういうところからじゃないかな、と。

 

1位 世界に一つだけの花SMAP

こういうランキングで世界に一つだけの花を1位にすると置きに入ってるみたいで本当は嫌だったんだけど、それでもこの曲はゆるぎない圧倒的1位でした。シングル発売時てぃむ3歳。初めて歌詞を覚えるほど聞いて、歌った曲でした。3歳の日本語覚えたてのクソガキが歌えてしまうことがこの曲のすごいところであって、この曲で育った俺としては何物にも代えられない曲なわけです。

 

 

 

 以上ベスト30でした。書き始めたら以外と時間かかって、ES書かなきゃと焦り始めた結果後半になるにつれて紹介文が雑になった感が否めないけど許して。

 

 にしてもマッキーを実質3曲選んでて、やっぱり天才だなあと思っています。はやく復帰して欲しいなあ。

 

 というわけで、プロでもなんでもなければ音楽オタクでもない俺の一人関ジャムでした。楽しかったけど時間がねえ。今から頑張ってエントリーシートWEBテストやります。寝るのは何時になることやら。

 

 それではまた。