32インチのお気持ち表明!!!!!

言いたいことを言いたいだけ叫びまくる。

復帰作。〜ファースト・パッセンジャーあとがき〜

 お久しぶりです。ssのあとがきは約一年ぶりのようです。これが目的ではてなブログ始めたはずなんですけど、もう分かんねえな。

 
 というわけで今回テーマのssはこちら。
 
 何ぶん一年ぶりなので、前にどんなこと書いてたかも定かではなくなってしまって、完全にその場のノリで書いています。ちなみに現在深夜3時49分。そういうテンションだと思って読んでね。
 
 
 
 アイドルの過去と二次創作って相性いいと思うんですよね。二次創作ってのは「公式がやれないことをやってナンボ」だと考えているので、二次創作とアイドルの過去ってかなり相性がいいんじゃないかと思います。
 
 それこそ夏樹は、公式で挫折した経験があるというのを何度か仄めかしていて、プロデューサー達の妄想を掻き立ててきたわけですが、実際にどんなことがあったかなんて公式では具体的に描写できないと思うのです。
 
 そこで書いてみよう、と思ったんですが、なにせバンドを組んだ経験がないので所々不自然な話があったかもしれませんね。しっかりと調査をすべきなんだろうけど、楽に流れてしまった。
 
 
 タイトルの話。公式での夏樹といえば、李衣菜との絡みが印象的で、特にデレアニでのアスタリスク夏樹回は結構好きなところです。「チャンスは自分で掴むもんだろ?」カッコいい......。
 
 デレアニでは李衣菜に憧れられ励まされるような描写があって、この関係性いいなぁと見てたんですが、ただ同時に、夏樹が大人びすぎてねえか?と思っていました。確かに年相応に悩む描写はありますが、最終的には清々しいほどに吹っ切れています。
 
 以前『僕はほたるちゃんを幸せにしてみせる』のあとがきで言った経緯と同じように、不可解な結果には必ず原因がある、というところから物語の構想が始まりました。そこで原因は単純明快、「過去に同じ経験をした」と捉えたわけです。
 
 つまり、李衣菜に対してあれだけ「カッコいいなつきち」を貫き通せたのは、李衣菜がセカンド・パッセンジャーだったからなのです。
 
 書き始めた初日、下書きを保存するためにタイトルをつける必要があって、いつもそこで仮タイトルをつけるんですが、その時の仮タイトルは「軽音部の木村先輩」でした。ただ、これだとあまりにも芸がない感じがしたので、バイクに絡めて何かないかとバイク用語たくさん調べました。パッセンジャーもそこで知った言葉。
 
 今までに何度も言ってますが、タイトルで内容を伝えようとするR18系やなろう系の手法があまり好きではなくて、タイトルで唸らせてやりたいという欲求が強いタイプなので、今回はちょい役もちょい役の李衣菜を絡めたタイトルになりましたとさ。
 
 タイトルの真意を伝えられるだけの技量がないのであとがきで解説する羽目になってるのは自分でもどうかと思う。ま、楽しいからいいんだけど。
 
 
 
 今回も小ネタをいくつか。主人公の倉部陸という名前ですが、これは世界的ギタリストのエリック・クラプトンをもじったものです。世界的ギタリストということしか知らないので深いことは語らず、小ネタらしくさっさと次に行きましょう。
 
 今回のパクリ。1回目の公園のシーンで、主人公が夏樹に「辞めないです」的なことを言った後の夏樹の「卒業しても部活くるのか?」の返し。俺の愛読書、図書館戦争で郁が「あたしはあんたを超えるんです。だから絶対に辞めません」と言ったのに対して堂上が「お前定年来ても辞めないつもりか」と挑発したのを丸パクリしました。
 
 ssを書くにあたって、アニメの舞台にもなった若狭海浜公園をめちゃくちゃ調べました。アニメに出てきたあの海が見える場所はどこか、駐輪場はどこにあるのか、バイクに乗れない主人公はどうやって行くのか、どこに立地していてどれくらいのアクセス時間なのか等々。そしたら自分も行きたくなってしまいました。
 
 他に調べたことで言うと、バイクの二人乗りが法律的にOKになるタイミングとか。夏樹が16歳で普通二輪の免許取ってたらギリセーフな計算になったので良かった。アウトだったらプロット丸っきり変えなきゃいけなくなるところでした。あとはレコード会社ってどんなものなの?ってことも。これは調べてもよく分からなかったので博打的に投稿してしまった。間違ってるところがあるかもしれません。
 
 それから今回は書き始めから書き終わりまでの期間がめちゃくちゃ長くなりました。というのも、夜の若狭海浜公園のシーンがクサすぎて耐えられなかったからです。結局3ヶ月以上寝かしてしまいました。シリアスシーンは苦手だなあと感じた一幕でした。でもシリアス好きなんだよなあ......。
 
 また、情景描写を意識的にやってみました。これまではなんか小説家気取りしてるみたいで恥ずかしくてあんまり情景描写したくなかったんですけど、どうせ書くなら良いものが書きたいと思って思い切ってやってみました。初めてにしては割と良くできたと思ってるんですが、どんな評価になってるか楽しみですね。
 
 ついでに最後に言っておくと、俺が書いてない1年ちょっとの間に、元々衰退傾向にあったss速報がかなり衰退していて、どうしたもんかなと思っています。俺としてはまとめサイトでss読んでハマったクチなので掲示板にも上げようと思ってるんですが、なにせ面倒だし読む人も少なくなっちゃったので難しいですね。匿名特有の愛すべきクソコメと理解ってる良コメの玉石混交が味わえるものはもう無いのだろうか。
 
 
 
 今回の『ファースト・パッセンジャー』は、比較的市場ニーズに合ったものだと思ってるので(あくまで比較的。比較対象が『クリア』とか『ほた幸』なので参考にはするな)、pixiv10ブクマ行きたい。
 
 周子えっちが思いの外伸びてしまって、このままでは周子えっち対その他全部でも周子えっちが勝ってしまいます。これは健全ss書きを名乗る上で(名乗ったことはない)非常に困る。千里の道も一歩から、ということで俺としては伸びた方に分類される2桁ブクマを目指しましょう。
 
 
 
 次回作は1年以上更新が止まっている『REVENGE!』の新作にしようと思っていたんですが、突発ネタを思いついてしまってそっちを先に書こうかと迷っています。どっちになるかは投稿されてからのお楽しみ。ではまた。