32インチのお気持ち表明!!!!!

言いたいことを言いたいだけ叫びまくる。

大宮アルディージャシーズン採点2021

 最終節群馬戦直後のノスタルジーに浸りつつ書いています。高木監督続投させてればこんなハラハラドキドキのシーズンにはならなかっただろうし、相模原の降格をこんなにも残念に思うこともなかったのにね。

 

 そんなこんなで今シーズンも終わったので選手採点をしていくわけですが、データはすべて大宮公式サイトを準拠してます。最終節の分が加算されてないので、そこは手作業で加えていきます。多少の誤差は許せ。

 

 では早速行きましょう。

 

GK1 笠原昂史 5.0点

 正直パッとしないシーズンになってしまった。クリャイッチとの正GK争いをすると思われてたところに伏兵上田が乱入したことで3番手に転落。クリャイッチと上田が怪我してようやく、と思ったところで南の加入。6試合490分のみの出場にとどまった。セービング技術には疑いようがないものの、試合に出られないのでは去就が気になる。ライバルたちの動向に注視が必要かも?

 

DF3 河本裕之 6.0点

 心を鬼にしての及第点。先発13試合と、必ずしも主力とは言えない立ち位置の中で、最低限の仕事はしていたように思える。セーフティなパスが多いためビルドアップ時に正直足手まといに思える試合もいくつか。現代サッカーの波に乗り遅れた感は否めなかった。もちろん守備に関してはピカイチだったので文句はない。ひとまず、お疲れさまでした。ありがとう!

 

MF4 松本大弥 6.0点

 あくまでバックアッパーの域は越えられず、目立つプレーがあったわけでもなく、むしろ失点の穴になったりすることもあったが、それ以上の夢を見させてくれた。本職はボランチだが、霜田体制初期に所謂偽サイドバックのような働きで相手のサイドを攻略しようと奮闘。効果があったとは言えないが、地味ながら随所に将来を感じさせるプレーは見えた。

 

MF5 石川俊輝 5.5点

 16試合739分。物足りないの一言。試合に出た際にも三門との差を感じてしまうことが多かった。試合勘不足によってイマイチ調子の上がらなかった時期も多かったが、好調の時には「いてもらわなきゃ困る」と思ったのも確か。特に最終節の影のMoMは石川だと思うので、来季こそは大活躍に期待したい。

 

DF6 河面旺成 6.0点

 左サイドバックセンターバックの主力としてプレー。キックの精度も高く、守備力も申し分ないが、いかんせん怪我が多すぎる。シーズン後半、西村とCBを組んだ時の「どこからでも高い精度で放り込める」感は非常に期待感が高かった。が、やはりどうしても「シーズンフル稼働できていたら」と考えざるを得ない。

 

MF7 三門雄大 7.0点

 残留の立役者。36試合3183分の絶対的主力。中盤底でバランスを取りながら力強い守備を見せてくれたが、なんと終盤戦でスーペルゴラッソ2発。あんたの持ち味は一体なんなんだ。終盤戦の負けが込んだ時期には、三門のプレスに他の選手が連動しないなど非常に気の毒なことが続いたが、裏を返せば他の選手が走れなくなっても三門だけは気持ちで走り続けたということ。どうしても終盤戦の印象が強くなるこの適当採点なので、MVPにしようかと思ったけど、そこは一旦次の選手にお譲りします。

 

DF8 馬渡和彰 7.5点 チームMVP

 出場停止以外では全試合に出場し、プレーしたのは圧巻の3299分、アシスト数も7でともにチームトップ。2ゴールも取って獅子奮迅の大活躍。右サイドバックとして主に黒川と連携して突破し、クロスまで持っていく役割を担った。クロスボールを重視する今季の大宮は、「戦術馬渡」といっていいレベルだったのではなかろうか。黒川との連携はまさに阿吽の呼吸といった感じで、インナーラップとオーバーラップを使い分けて相手DFを大いに紛らわせた。攻撃的サイドバックにありがちな守備ヘタクソ問題も馬渡に限ってはそんなこともなく、守備時においてもきちんと計算の立つ選手だった。

 

MF9 菊地俊介 6.5点

 16試合744分と試合数だけを見ると主力選手とは言えないが、プレーの内容を見ると欠かせないキーマンであった。特に霜田体制初期にトップ下で高いクオリティをみせた。同時期に河田がゴールを量産したのは菊地の働きが非常に大きい。ボランチから偽9番まで幅広いポジションをこなせるため、どこでもボールを受けることができ、それによって相手の掴みづらい位置でボールをさばいて攻撃の潤滑油となった。

 

MF10 黒川淳史 7.0点

 チーム唯一の全試合出場。キャリアハイの9ゴールをマークし、馬渡との連携で右サイドの脅威となった。黒川をMVPに挙げる人も多かろう。実際攻撃面においては貢献度が非常に高く、黒川のキープ力や技術が光るシーンも多く、決定力も昨季から大きく上がったように感じてはいる。が、やはり守備力の低さが気になるため、苦肉の0.5点マイナス評価。特に終盤戦に試合終盤の失点が増えたのは黒川がプレスではなくリトリートを選択することに端を発するドン引き守備が原因。残留の立役者でもあり、残留争いに巻き込まれた戦犯ともいえる。悪いことばっか書いてる気がするけどいいところの方がダントツに多いので守備だけどうにかしてね。

 

MF11 奥抜侃志 5.5点

 我が子を谷に突き落とす獅子の気持ちで採点をしています。怪我もあって試合数を重ねられないままシーズンが終わってしまった。ライバルが多いポジションなのもあるが、奥抜の実力ならそれでも主力の座を明け渡してはいけない。決定力に関しても昨季から大きな成長は感じられず、完全に大宮バンディエラ路線を歩んでいけるまでに成長した黒川とは水をあけられてしまった印象。さらなる上のレベルに行くために、ドリブル以外の引き出しが欲しい。特に遅攻の際のパスのズレや意図のズレが気になる。

 

DF13 渡部大輔 4.5点

 開幕当初はキャプテンとしてプレー。が、本職の右サイドバックを馬渡に奪われたことで左での出場がメイン。岩瀬監督解任後は完全に戦力外となった。クロスを主砲とするチーム作りの中で、高いとは言えない足元の技術が枷になったか。来季も霜田監督が続投するが、今更大宮以外のチームに行くのもちょっと違うような気がするし、でも多分戦力外だし、引退するにもまだ早いし、今後の決断が気になるところ。

 

MF15 大山啓輔 5.5点

 非常に非常に物足りない結果となった。元々、極端に得意なプレーがあるというよりもオールラウンドな能力が魅力だったことが災いして、いかなる場面においても誰かの下位互換になってしまった印象。特に小島の守備能力が急激に伸びたことでお株を奪われた感が否めない。ベンチに置いておくには頼もしいが、スタメンかというと……といったイメージになってしまった。もっと尖ったプレーを期待。

 

FW17 ネルミン・ハスキッチ 4.0点

 そもそも大宮に合わない選手だった。背が大きいだけでポストプレーはそんなに得意じゃなさそう。それでも今季の入りは気持ちの入ったプレーで岩瀬さんの信頼もそこそこ掴み、ファン心理としても「今年のハスキッチは違うぞ」と思ったが、霜田監督就任後は完全に戦力外となった。慣れない土地で2年契約なんかしてしまったせいでキャリアぶっ壊れたけど、自己責任でよろ。

 

FW18 高田颯也 6.0点

 まずは復帰おめでとうございます。それに尽きる。プレーに関しては出場時間が少なかったのもあって特筆するようなことはなかった気がする。ユースの後輩がどんどん突き上げてくるので、来季のポジション争いに向けてしっかりと復調して欲しい。

 

FW19 イバ 3.5点

 限界が見えた。まともに点取れるCFがシーズン通して河田以外にいなかったので出場時間は伸びたけど、全くもってバックアップができていないバックアッパーでしかなかった。ただ、コース狙わないでパワーで押し切るPKは結構好きでした。

 

DF20 櫛引一紀 5.5点

 良くも悪くも印象が薄い。西村以外のCBが固定できなかったのは主力候補として獲得した櫛引がそこまでいい働きが出来なかったからではないか。といっても特段悪かった記憶もないし、DFが印象に残らないのは悪くない証拠と言ってもいいと思うので期待値込みの低評価で。

 

MF22 翁長聖 5.5点

 絶対的主力だった昨季とは異なり4バックになったことで難しい立場になってしまった。霜田体制初期ではメンバー入りすらままならず、戦力外落ちかと思いきや終盤では河面をCBに回して左サイドバックで出場を重ねた。が、元々仲間を使う選手というよりは自分が使われる選手のため、WBではなくSBとしては攻撃での活躍は難しかったか。

 

FW23 矢島輝一 5.0点

 体の強さや闘う気持ちは全面に出ていたが、それに見合った活躍ができたかと言われるとそうではない。ポストプレーに関しても昨季の戸島の方が良かったと思うので、正直なんで取った?と思わざるを得なかった。

 

DF24 西村慧祐 6.5点

 33試合2891分でチーム4位の出場時間。西村が好調なら守れるし不調なら失点する。性格なロングボールを蹴れるし、重要なゴールも2点取ったが、上背がある割にセットプレーで決定機を作ることはできなかったのが課題。J1に引き抜かれる可能性が一番高そうだけど、もう1年大宮で頑張ってみませんか?

 

DF25 高山和真 0点

 名前を挙げてもらえるだけありがたいと思え。

 

MF26 小島幹敏 6.5点

 出場時間2859分でチーム5位。アシスト4はチーム3位。大宮の攻撃はすべて小島から始まると言われるがその通りで、DF陣のビルドアップではどうやって小島に前向きでボールを渡すかを模索していた。それが上手く行けば勝てるし、上手く嵌められたら負ける。厳しいチェックを受けたときにどうやって自分の良さを出せるかを見出したらいよいよJ1レベルなので、それが開花するのは大宮が昇格する年まで待っていてください。(当たり前のように契約更新すると思ってるけど移籍しないよね?)

 

FW27 中野誠也 6.5点

 チーム3位の6ゴール。相手DFとの駆け引きが上手く、裏抜けしてスペースを作るなど、存在自体が意味のある人だった。出し手との息さえ合えば量産体制に入ることも考えられたが、最後までそこはイマイチのまま終わってしまった。が、ストライカーとしてのゴールへの嗅覚は河田以上にあったように思える。残留してくれるなら2シーズン目となる来季は今以上に連携も高まるはずなので大いに期待してます。

 

FW30 藤沼拓夢 採点不可

 昨季前十時やってるし、まだプレーを見たことないから批判はしないけど、高山に片足突っ込んでることは自覚してください。

 

GK31 上田智輝 5.0点

 奈良クラブから飛び級個人昇格で11試合に出場した。身長の低さが目立ちセービングは物足りず、どうしても「クリャイッチだったら止めてた」と思わざるを得ない失点が多かった。そして最大の長所でもある自慢のキック精度は、前述の短所を補えるほどのものではなかったように思える。

 

FW33 河田篤秀 7.5点

 まさに救世主。途中加入ながら19試合1532分で出場した試合はすべて先発し、7ゴールは黒川に次ぐチーム2位。昨季から続く大宮の不調は頼れるCFがいなかったことから始まるため、来季に期待を持たせてくれる存在だった。ポストプレー、反転してシュート、強引な突破、ミドルシュートなどプレーの選択肢が多く、どれも精度が高い。なぜ徳島は手放してしまったのか分からねえ。

 

FW34 佐相壱明 3.0点

 長野ではそこそこ活躍してたみたいだから期待してたけど、それを華麗に裏切ってみせた。1年通して見てもストロングが分からない。裏を返せば、J3のレベルが伺い知ることができた。22歳だからまだギリ許せるけど高山に似た感情を持ちつつあります。

 

GK35 南雄太 6.5点

 正直な話、セービングに限って言えば笠原の方が安定している印象。ただ、経験値やコーチングなどで後半戦の絶対的守護神に君臨して残留に導いた。シュート止めてりゃいいってわけじゃないとキーパーの奥深さを教えてもらいました。現役続けるなら頑張ってください。引退するならお疲れさまでした。大宮を救ってくれてありがとう!

 

MF37 松田詠太郎 6.0点

 出場機会はなかなか巡ってこなかった中で、輝くものは確かに見せた。縦突破のスピードは驚異的なものがあり、同じくスピードスターの奥抜とは違ったタイプの選手として面白い存在だった。クロスの精度は高くなく、得点に直結する働きはそれほど出来なかったが、今後が楽しみな選手。多分またレンタルに出されることになると思うが、新天地でも頑張って欲しい。

 

DF38 鈴木俊也 採点無し

 今後に期待。

 

GK40 フィリップ・クリャイッチ 6.0点

 7試合のみとはいえ、セーブ率はJ2平均の66.6%を大きく上回る72.7%。前十時負傷時には帰国したため、2度と日本には来ないかもしれないと思ったが、完治後にしれっと再入国。残留してくれるってことですよね?

 

MF41 小野雅史 6.5点

 3ゴールはチーム5位、6アシストはチーム2位の成績。テクニックやロングボールの精度が高く、所謂大宮らしさを一番体現していたように思える。4-2-1-3のトップ下や4-4-2の左サイドなどで随所に持ち味を発揮していた他、終盤にかけては守備力や守備意識の向上が見られた。

 

DF42 山越康平 5.5点

 櫛引と同じく、良くも悪くも印象に残らなかった。主力と言うほどでもないがバックアッパーでもない、準主力的立ち位置をずっとキープし続ける実力はあるので、河本のような「レベチ」な選手に一皮むけて欲しいということで期待値込みの5.5点。

 

DF43 山田将之 5.5点

 フロントに振り回された感の否めない可哀想な選手になってしまった。昨季終盤に見せたWB魔改造が大成功だったためレンタル延長を勝ち取ったが、そもそもシステムが4バックになったのでちょうどいいポジションがなかった。出場時間だけで言ったら4点台でもおかしくないものの、少ない時間で見せたプレーは堅実で好印象だったので最低限の点数にしておいた。良いチームを見つけてください。それこそ相模原とかいいんじゃない?

 

GK44 後藤大輝 採点無し

 ちょくちょくメンバー入りしてたけど試合出てないからようわからん。

 

GK46 涌井寿大 採点無し

 

GK47 海本慶太朗 採点無し

 同い年のキーパー二人もトップ昇格させて面倒見てあげられるんですかね? 

 

MF48 柴山昌也 7.0点

 まさかここまでとは思わなかった。プロ1年目で31試合1006分1ゴール3アシストは圧巻。機動力にものを言わせたドリブル突破は奥抜、周囲と連携して崩しにいくパスセンスは黒川を彷彿とさせる。実際問題右サイドで黒川の代えになれるのは柴山くらいしかいない気がする。1年目でここまでやれるなら今後の活躍次第では普通にオリンピック代表も不可能じゃない。身長の低さからくるフィジカル的な弱さは仕方のない部分があるが、少なくとも守備への意識はしっかりある。それぞれの精度をあと少しずつ上積みできればとんでもない選手になれるはず。

 

FW49 大澤朋也 6.0点

 同期がイカれすぎてるだけで、プロ1年目の19歳が5試合1ゴールは十分凄いです。まだ技術的に強い部分がどこだかははっきりとは分からないので、来季以降が楽しみ。レンタルに出されてもたまに元気にしてるか調べます。

 

監督 岩瀬健 2.0点

 チーム戦術がまるでなく、「とりあえずクロス放り込んどきゃ点取れるでしょ」みたいな雑なチームが完成。最終的にはクロスを上げさせない守備をされて最終ラインが90分ボール回しするだけになるなど散々な結果になった。守備でも決まり事が一切見えず、キーパーや守備陣の個人技任せの印象が強い。黒川をクロッサーとしてしか使わないなど疑問が残る起用も多く、監督初挑戦は大失敗だと言ってもいい。が、それきっかけで西脇本部長が辞めたことだけは評価してもいい。

 

監督 霜田正浩 8.0点

 真のMVP。契約更新本当にありがとうございます。もうほんとに酷かった最下位チームを数試合で「負けない」チームにして、それから「勝てる」チームになって連勝もして、終盤は連敗もしたけど最後の最後はしっかりと残留決めてくれて、感謝しかない。来季はしっかりみっちりキャンプして、メンタルもフィジカルもリセットした上でチームの完成度が上がれば昇格できるはず。霜田監督ならできるはず。一生ついていきます。

 

 

 

 というわけで全員終わりました。長かった……。

 

 これから契約満了の選手が発表されるとなると少し怖いですね。個人的には最終節の最後に、守備固めしてるのに小島が出たのは「もしかして移籍しちゃうの……?」って思ってしまった。

 

 社長コメントは「変わっていこう」っていう決意が表れてて、期待感ありました。予算削減説が流れてるけど、そういう意味じゃないと信じてます。

 

 もう疲れすぎて締め方考えるの面倒なのでこのままヌルっと終わります。ではまた。