お久しぶりです。もしくは初めまして。最近ポケモンBWを改めてプレイしてまして、暇さえあればDSを開いております。てぃむです。
さて、今回は『バケツの中へ』以来のあとがき回になります。作品リンクはこちら。
今回のSSは、ニコニコ生放送でJ@Qさん【X(旧Twitter)アカウント:@JP_SOSA236】という方が主催をされているユーザー企画「BUMP OF CHICKEN楽曲で選ぶアイドルイメソン生2」に投稿したものがベースになっております。放送のアーカイブはこちら。
俺の投稿内容については上記リンクより確認いただけると幸いです(79分頃に紹介いただいております)が、時間がないよ、という方向けに簡単な説明を。
まず、この企画についての説明ですが、アイマスアイドルの個人的イメージソングを投稿して、パーソナリティに紹介してもらう参加型の企画があってイメソン企画と総称されています。今回の企画はその派生としてBUMP OF CHICKENの曲のみ投稿可能となっているものです。
で、今回俺は「失業者」という投稿名にした上で「白菊ほたると俺」のイメージソングとして『ray』を投稿しました。
ほたるが前に所属していた事務所が倒産した話は有名なエピソードだと思うんですが、この時、ほたる以外にも事情を知らされず突然無職になった人がいるはずだ、というのが着想元。
『ray』という曲は「後ろから思い出に照らされて、前方(未来)に影ができている」という歌だと思うんですが、今回の投稿ではそれを捻じ曲げて「後ろから思い出に照らされて前方に影ができているが、その思い出が自分を追い越して前から照らしてくれれば、影はなくなる」という解釈にしました。
ということで投稿内容をかなり短くまとめると、「突然無職になった俺は無気力な生活をしていたが、ほたるがアイドルとして再出発しているのを見て、自分ももう一度頑張ろうと思った」というでしょうか。
投稿内容の全貌が気になる方は以下のリンクをチェック。
https://x.com/32TimP_Domyo/status/1723373584003764554?s=20
さあ長くなってしまいましたが、ようやくSSの話題に入ります。
まずはタイトルの話から。
発光素という言葉は聞き慣れないと思うんですが、英語で言うとルシフェリン、蛍のお尻が発光するしくみの根幹を担っている物質のようです。詳しい話は専門家へどうぞ。要するに、蛍の言い換えですね。
「月と彗星と蛍」だと語呂が良くないなと思ったので色々と調べて辿り着いたタイトルで、結構お気に入り。「月と彗星とルシフェリン」で行こうと思った時期もあったんですが、「ルシフェリン」だとタイトル理解に知識を要するので、漢字でなんとなく想像できそうな発光素で最終決定になりました。
月→過去のほたるとの思い出
彗星→現在の自分
発光素→アイドルとして再デビューした現在のほたる
を意味してます。いつもタイトルが分かりにくいだろうなと思ってたので今回は本編中で主人公に説明させたんですが、ちょっと説明的すぎるなと思ったり。難しいね。本作最大の妥協ポイント。
俺のこだわりの一つであるキャプションについて。
何度も言ってますが、キャプションも作品の一部だと思っています。ということで、本編に絡めたものを横棒で区切ってわかりやすくしました。
でもスマホでpixiv見てるとキャプションが隠されちゃってて1回タップしないと読めないんですよね。ここは修正してほしいところ。ちなみにこれは完全なる偶然なんですが、PCで開くとちょうどいい感じに表示されます。
本編で登場した彗星の尻尾に関するエピソードの小話。
俺が高校生の時に地学の先生に教えてもらって、意外に思ったという実話から引っ張ってきています。俺が物知らずなだけかもしれない。
彗星の主成分である氷が太陽の熱で溶けて、プラズマとか太陽風とかで吹き飛ばされて尻尾になる、みたいな話だったと思います。違ってたらすまん。
自作短編シリーズとして「観測外のアイドルマスター」という、アイマスに登場しない人物を主人公としたものがあります。今回の主人公は所謂モバPとは別人物なので一応観測外ではあるんですが、あのシリーズは「アイマスに登場できなかったアイドル」というテーマがあるので、微妙なラインですが今回は単独の作品ということにしました。
特定のアイドルが出ないと、口調とか公式設定とか気にしなくていいから楽なんですよね。こんな風に逃げてばっかりいるからいつまで経っても可愛いアイドルが書けるようにならないのである。
それから、最後にこのあとがきのタイトルになっている「白菊ほたるは不幸だが、不幸なのは白菊ほたるだけではないのかもしれない。」ですが、過去作の『僕はほたるちゃんを幸せにしてみせる』のあとがきとして投稿した「白菊ほたるは不幸だが、不幸なのは白菊ほたるではないのかもしれない。」をセルフオマージュしたものです。
世界線のつながりはないです。単にタイトルを考えるのが面倒だっただけである。あとがきのタイトルは結構ノリと勢いで何も考えずにつけています。よい子はマネしてはいけません。
というわけで、以上にてあとがき解説はおしまい。
イメソン企画は、概念を思いついたらコメントに短くまとめるだけで、あとは曲が物語ってくれます。俺としてはSSをインスタントに投稿できるという感覚です。各位、気になる方は次回の企画で投稿してみたらいかがでしょうか。ではまた。