1.ドリーマー バスキロット
つべこべ言わずに以下動画を見て欲しい。
当ブログの更新頻度が著しく低下してから長くなるが、その間俺はツイッターのアカウントを2つにしました。一つは従来通りのアイドルマスター用、もう一つはサッカー観戦用。
フォロワー数で言うとアイマス用の方が2倍くらい多いので、この記事にたどり着いた人の大半は「バスキロットってなんだよ」って話だろう。知ってるかセリエ民、俺たちのバスキロットは一般的には超マイナー選手だ。
アイマス界隈の人間に伝わるように軽く説明しますが、この動画はサッカーキングというサッカーメディアが運営しているyoutubeチャンネルで毎週金曜日に更新されている番組「CALCiO 2020」のもので、イタリアサッカーオタクの伊東聡志さん、細江克弥さんが出演しています。
ニッチなテーマを訓練されたオタク2人が語りつくすという番組の構成を、これまた訓練された視聴者が楽しむという、なんとも内輪な番組であり、それ故内輪の人間からの評価が非常に高い。
そんな番組を唐突紹介するのには理由があるんですが、その前にまずは今季の「CALCiO 2020」とバスキロットについても軽く説明を加えます。
動画を見てくれた親切なフォロワーは知っているでしょうが、このバスキロットという選手は「ドリーマー」として紹介されている。要するに夢追い人、苦労人。
「CALCiO 2020」、ひいてはセリエAを愛する人間の間では、この動画をきっかけに、「ドリーマー」という言葉が大流行することとなります。
また、本人たちは「いやいやそんなことないですよ」と言いそうですが、そこらへんのドリーマーじゃない人間に比べたら何倍も濃い人生を歩んでいるMC2人が、「夢を見続けることって素晴らしいよね」って話を番組内でやたらするようになったとも感じます。
2.ドリーマー 水木聖來
ここで、とある人物を思い出します。そう、愛すべき大バカ、水木聖來。
水木聖來というのは、アイドルマスターシンデレラガールズに登場するアイドルで、俺の推し(界隈では「担当」と呼びます)の1人でもあります。水木聖來がどれだけ愚かでどれだけ崇高な存在かは過去にさんざん語ってきたし、この記事の本題はそこじゃないので大いに省かせてもらうが、彼女も偉大なるドリーマーだ。なんせ、23歳にもなって「ダンスがしたい」ってだけでアイドルになってしまうんだから。
俺が去年ハマったイメソン企画と呼ばれるアイマスPによる妄想発表会で、俺は水木聖來とプロデューサーの関係について、BUMP OF CHICKENのsailing dayという楽曲を当てはめて投稿したことがある。
以下はその投稿の一部。
かいつまんで話すと、聖來をアイドルにスカウトする際、プロデューサーの誘い文句があまりにもドリーマーで現実逃避にしか聞こえないのに、それに乗っかってしまう水木聖來って最高にバカだし、最高にドリーマーだよねって感じです。
俺はどうしても現実見ちゃうタイプの人間なので、水木聖來のこの決断が心の底から理解できないんですが、聖來Pを名乗る上で、俺も理屈を超越したドリーマーにならなきゃいけないな、と感じた上での投稿でもあります。
そんな生活を続けていて、俺の中の本質的なドリーマー気質が少しずつ醸成されていったんですが、それでも「夢を見るってやっぱり怖いよね」って印象が強く、具体的に行動は始めていませんでした。
というのも、俺は恥ずかしながらそこそこ学校のお勉強が得意だった人種で、大学も、まあここだったら世間一般的には上級国民ルートだよねってところに入れたなという自覚があります。要するに、夢なんか見てなければ安定した生活ができるんだろうなって道筋がなんとなく見えているわけです。
3.ドリーマー でんがん
そんなこんなで、色々と思い悩みながら行動に移せずにいたところ、もう一つ事件が起こります。それがyoutuber、はなおでんがんの解散。
高校時代からチャンネル登録していた俺にとって非常にショッキングな事件でもあったんですが、これにもいくつか補足を加えましょう。
はなおでんがんは、大阪大学出身のはなおを中心に、その友達や後輩が参加したyoutuber。大阪大学といえば、所謂旧帝国大学の一角であり、国内有数の名門。俺の母校よりよっぽど格が高い。
そして、この解散で特に俺の今の心境にデカい影響を与えたのは、はなおの相方、でんがん。学生時代にはなおのyoutube遊びに付き合いつつ、卒業後は某有名企業に就職、動画出演数は減ったものの、1年足らずで辞職し、はなおの相方としてyoutuberに本格復帰した過去があります。このとき、チャンネル名は当初の「はなお」から「はなおでんがん」に改名しています。
でんがんもドリーマーの一種なのは言うまでもありません。正直、そこそこの学歴を積んだ人間からして、一度一流企業に就職したのにそれを捨ててドリーマーになるのは簡単に決断できることではないと思います。
そんなでんがんがチャンネルを辞めた。そして解散後、その気になればまた一流企業に就職することもできるだろうに、教育系youtuberとしての道を歩むと発表しました。ここの決断の背景が気になって、でんがんの個人チャンネルで様々な動画を見漁って、とある価値観に出会います。
「80年しか生きない人生を、この仕事に40年費やして本当に幸福なのか」
「収入の安定性よりも幸福感の安定性の方が大事」
4.ドリーマー てぃむ/32インチの人
サッカーの仕事がしたくてそれを実現した伊東さん、細江さん、バスキロット。ダンスがしたくてアイドルになって日々成長する聖來。youtubeの仕事がしたくてyoutubeで成功したでんがん。成功した人側の言葉しか仕入れていないから都合いいように解釈しているのは分かってますが、自分もこんな生き方をしてみたいと思うようになりました。
そもそも、俺が大学卒業時に決めた20代前半のテーマは「大学時代にできなかったことを全部やる」だったので、その意味で俺は就職してからの1年を無駄にしてしまっています。
なので、俺もドリーマーになって、自分で設定した20代前半のテーマに全力で取り組もうと決めて、今後数年の年間目標を設定しました。前置きが長くなりましたが、この記事はそれを発表して退路を断つ、いわば決意表明になります。
2023年度の目標
pixivで連載している『REVENGE!』というssを完結させる。
イタリア語検定3級合格を視野に、イタリア語の勉強をする。
ssというのはショートショートとか、ショートストーリーの略とされていて、俺の場合はアイドルマスターの二次創作にあたります。この『REVENGE』というシリーズは俺が大学1年の時に書き始め、そこからなんとなく未完のまま5年が経っているもの。これを完結させないことには先に進めません。
それと並行してイタリア語の勉強をします。理由はこの後を読み進めれば分かります。
2024年度の目標
イタリア語3級絶対合格、準2級合格を視野に勉強を続ける。
イタリア語会話教室の受講。
イタリア語検定3級を絶対に取ります。駅前留学のうさぎのキャラクターでおなじみ、NOVAのイタリア語講座がチャリ圏内にあることが分かったので、その受講も検討します。
2025年度の目標
退職。
ワーキングホリデーを活用して1年間イタリアで生活する。
そして20代前半の最大の目標、留学をします。イメージとしては語学留学といった感じ。向こうで語学学校に行って、アルバイトして、ローマの年間パスポートでオリンピコ全通。ワーキングホリデーについてはまだ制度に関する知識がぼんやりとしているんですが、2024年には留学に向けた準備を本格的に始める必要があるなと思っています。
2026年度の目標
帰国後、就職する。
ここに関しては完全にノープラン。なんとなく仕事でイタリア語が活かせるレベルになれていたらいいなと思ってますが、仮にそうなれたとしてイタリア語は汎用性が低すぎる。悩みどころですね。英語は大学受験期でも人並み程度だったので仕事の現場じゃ通用しないでしょうし。まあ、大学を一浪一留している同期もいるんで、そこから院進したと思えば大して心配する必要もないかなと楽観視しています。
それに何と言っても俺は曲がりなりにも学歴だけはそこそこ積んでいるし、一度社会人として働いた経験もあるので、喰いっぱぐれるほど困窮することにはならないだろうとも思っています。なんというポジティブシンキング。大学時代からは考えられないね。要するにドリーマーになりたきゃ勉強をしてリスクヘッジしろ。バスキロットだって家業のこと考えて畜産の大学行ってるしね。
というわけで、勢いで書きなぐった決意表明もここまで。果たして俺は20代前半を最高のドリーマーとして生き抜けるのでしょうか。この記事をサイレント削除する未来が来ないことを願って、はなおでんがんの名言を引用して締めさせていただきます。
「なんやかんや耐える!」