はじめまして。てぃむといいます。普段はpixivでアイドルマスターシンデレラガールズのssなんかを投稿してたり、ツイッターで訳の分からないことを喚き散らかしたりしてたんですが、こういうやつ1回やってみたかったので、はてなブログ始めてみました。今後続けるかは未定です。
とまあ、自己紹介はこれぐらいにして、本題にいきます。が、その前に誤解を生みたくないので一つ。この記事(記事って名称で合ってるのか?)は未央への投票を無理強いするものではありません。そうです、炎上狙いのタイトル詐欺ってやつです。ごめんね♡
まあ、タイトルで察しはつくと思うんですけど、デレマス総選挙についてです。これから未央がなぜシンデレラガールに相応しいかについてだらだらと書いていくんですが、まず注意事項。
- てぃむは本田未央担当ではありません。知識不足等々あると思います。
- てぃむはモバマスの未央のカードはほとんど持っていません。エピソードやセリフについてはセリフ集等を見て調べたものがベースになってます。なので、そのセリフが話された前後の文脈やその時の表情などを知らず、的外れな分析をしている場合があります。
じゃあ本題。皆さんは「本田未央」についてどれくらい知っているでしょうか。すぐにあだ名をつける。誰にでもフレンドリーに話しかける元気印。ニュージェネのリーダー。とまあこれくらいはよほど初心者Pでもなければ誰でも知ってることだと思います。
いや、これだけみたらめちゃくちゃスゲーやつじゃない? 初対面だろうが何だろうが関係なく話しかけることができ、デレマスの顔ともいえるユニットをまとめられると見込まれリーダーを任される。アイドルゲームにはまるような陰キャにはちと眩しすぎやしませんか。リアルでこんな完璧超人と出会ったら絶対関わり合いたくないですね、俺は。
実際、未央はデレステメモリアルコミュ1で志望動機について、
- 友達に勧められたのがきっかけ
- 面白そう
- 楽しいことが大好きなんです!えへへーっ!←かわいい。
- アイドルは笑顔でみんなを元気にできる
- すっごいたくさんの人とすっごくすっごく大っきなことができるかもしれない
と語っています。
まずね、この面接がどんな様子で行われているのかは知りませんけど、自分より明らかに一回りは年上な人を相手に、15歳がここまで自己主張できますか?っていうね。普通無理でしょ。頭真っ白になるでしょ。高校受験の面接で促される前に座って面接官に釘を刺された俺が言うんだから間違いない。(隙自語)
それでもそれができる未央はやっぱり完璧超人で、闇の青春時代を送ってきたPには手の届かない人なのでした。めでたしめでたし。
とはならないのがアイドルマスター。他の多くのアイドルにもそうであるように、未央にももちろん欠点があります。
一つ目。一番の有名エピソードといえば、やはりアニメ6話。「私アイドル辞める!」ってやつです。
このセリフで大量のアンチが湧いた訳なんですが、自分が思うに、「本田未央」の真骨頂はここにあります。
自分の気に入らないことがあると、泣いて喚いて放り出す。なんてクソガキなのか。プロ意識がない。舐めている。
と、アンチの意見を雑に並べてみる。すると、なんとまあ、正論しか言ってない。これは反論できませんね......。
そうです。俺はこれらの意見に一切反論するつもりはありません。何故か。それは自然なことだから。
「本田未央、15歳でバスト84!?」なーんてよく言われていることですが、そうです。あんな完璧超人でも、15歳なんです。
盗んだバイクで走り出したりはしなくても、みんながみんな大人になり始め、でも心に脆さを抱えるお年頃。もちろん未央もご多分に漏れず、ちょっとしたことで傷ついてへこむ訳です。
てな訳で未央は観客が少ないことに傷つき、調子に乗ってた自分にへこみ、引きこもる。いやー人間らしい。実に人間らしい。これ本当にゲームのキャラクターか?
そういったことが描かれにくいフィクションの世界に慣れてしまうと一見ただの甘えたガキのように思えてしまいますが、似たようなことの一つや二つ、実体験としてあるでしょう?
これらのことより、本田未央はアイドルである前に一人の人間だったってことが判明した訳です。P達が人間であるようにね。
二つ目。未央の人間らしさを語る上で「小心者」という言葉は外せません。実際にデレステメモリアルコミュ4で未央は自分自身を小心者と言っています。
ところで、現実世界では、小心者にはバランサー的な役割の人が多いのではないか、と考えています。誰かを怒らせたりしないか、誰かの迷惑になっているのではないか。周囲に対し臆病になるあまり常にそう考えてしまい、結果として「周りが見れるできるやつ」なんて評価をもらえることが少なくはないように思います。
未央も自分のことをバランサーと自覚し、無理に調和を保とうとしている節がありました。(過去形になってる?君のような勘のいいry)
「しぶりんもしまむーもマジメだし、私もマジメじゃ疲れるでしょ?」
「弱音が言えるのは、プロデューサーの前だけだし...ねっ」
とまあこんな感じでぱっと思いついたセリフ挙げてみましたけど、なかなか本音話さねえよなこいつ。
凛と卯月がマジメだから自分はふざけるだぁ!? そこにお前の意思はあるのか!? お前がやりたいことって本当にそれなのか!?
弱音を言えるのはPの前だけ!? ともに切磋琢磨した仲間にはなぜ言えないんだ!?
っと、言葉遣いが荒くなりましたが、こんなビビってバランス取ることしか考えてない人間、「passion:情熱」とは程遠いですよね。パッション属性の顔ともいえる未央に全然パッションがない。ふざけてるのか? 斎藤社長呼ぶか?
じゃあなんでそんなパッションのないパッションアイドルにシンデレラガールになってほしいのかというと、今の未央はそんなフヌケエセパッションではないからです。ここでさっき過去形にしたことが効いてくる訳ですね。
その変化の宣言ともいえるカードが、モバマスの[オンリーマイスター]本田未央。俺がどうしても欲しくてスカチケ的なやつ(名前忘れた......)で2枚手に入れた数少ない未央の特訓済みカードです。(そのせいで担当のSR特訓させられなかったなかったなんて言えない......)
エピソード内で、未央はPに対しこう語ります。
「誰かのために引いたり、誰かに頼ったりするの、やめようって」
「私は独りでも輝いてるって、みんなに思ってほしい」
かーっ! いったい何ですかこれは! さっきまで臆病できょろきょろしてただけの小心者がここで初めて自分の気持ちを告白するとか! はーーーーーーほんとに! マジで! これは!
これまで何年も抱え込んできた小心者の心をたった1分半のエピソードだけですべて捨て去り、一人でも戦っていくことを決意したんですよ! この瞬間、未央は単なるバランサーではなく、みんなをまとめ、自分自身も輝く司令塔になったんです。たまらん。
一人の臆病で普通な人間が、己の努力で頂点に立つ。なんだか王道の成り上がりストーリーに思えてきませんか? 最高に「アイドルマスター」してませんか? これ。
未央の欠点についてはここまで。あとは少しメタ的な視点から。
巷には「ちゃんみおは不憫」なる言葉があります。自分はデレマス歴3年なので、モバマス開始当時のことは人づてでしか分からないのですが、どうやら未央は当時相当冷遇されていたようで。具体的に何が不憫だったかというと、
- モバでR、SRが1年近く登場しなかった
- ボイス決定がニュージェネで一番遅く、結果としてCDデビューが他二人より遅く、デレラジレギュラーにもなれなかった
- これらのこともあってか、第1回、第2回シンデレラガール総選挙で、圏内にすら入れなかった
等々。その上アニメでのアイドル辞める発言をアンチにさんざん叩かれ、嫌われ、運営のごり押しともいわれてきました。
ところで、ある日、俺がニコニコ動画でとある未央MADを観てた時に、ちょっと気になるコメントがありました。なんでも「passion」という単語には「情熱」ではないもう一つの意味があるそうで。詳しく調べてみると、キリスト教系の単語として「受難」という意味を見つけました。
「受難」。これこそ未央が歩んできた道ではないでしょうか。最も優遇されるべきポジションにいながら、その他大勢の一片としか扱われなかった未央。さんざん罵詈雑言を受けてきた未央。
そんな数々の受難をやっとこさ乗り越えてきたここまできた未央ですが、この2年間で、最後の受難に遭遇してしまいます。
第6回。第5回の悔しさを糧にした楓さんPの強さは異次元でした。第7回に菜々さんをCGにしたい。その強い意思に未央は敵いませんでした。「未央の人気がピークに達したタイミングで他アイドルの勢いが最高潮になる」という一種の受難ともいえる不運にまたも巻き込まれた訳です。
が、今回の総選挙は違います。未央Pの本気度が異常な以外、CGを狙いに行くようなアイドルの勢い自体はそれぞれ大差ないように思います。最後の受難を乗り越えた今こそが未央がシンデレラガールになるべき時です。「未央はいつでもCGになれるから今回は別の子に譲るべき」とは言わせません。最後の受難をようやく乗り越えた今年じゃなきゃ駄目なんです。
最後に。正直、今回の総選挙、未央は圧勝すると思ってました。ただ、中間発表のリポートで、一人当たりの平均投票数ランキングを見て考えが変わりました。平均投票数は加蓮に3票以上水をあけられています。
ツイッターの某botを見ながら、「投票ツイートは未央のほうが多いから楽勝」と感じていました。が、平均票数で負けているのなら話は変わってきます。二人の差はもしかしたらPたちが想像しているよりもずっと小さいのかもしれません。
自分なんかが言わなくても分かっている方がほとんどかもしれません。でも念のために。最後まで油断することのないよう、全力でいきましょう。気を抜いていいのは、「空に一番星が輝」いた後、ですよ?